エアコンをつけると、何となくイヤな臭いが…。これは、エアコンの内部でカビが繁殖している証拠。放っておくと電気代が上がってしまうことや健康への負担も懸念されます。そうならないために大切な日頃のお手入れと掃除のポイントを、お掃除のプロに聞きました!
エアコンは半年掃除しないだけでカビの温床に
エアコンは、設置して2年以上が経過すると内部にホコリが溜まり、部屋の湿気を含んでカビが発生します。夏は湿気が多いので、前年の冬から半年掃除しないだけで一気に繁殖してしまいます。
尾崎さん「夏場に毎日10時間使ったエアコンは、プロが高圧洗浄機で内部を洗浄すると、上の写真のようにカビやホコリが混ざったブラックコーヒーのような汚水が大量に出ることがあります。カビなどによってフィルターが詰まっていると、エアコンの運転効率が悪くなって電気代が1,000円近く高くなったり(※1)、健康被害の原因になったりする恐れもあるので、定期的な掃除をおすすめします」
汚れを防ぐ!普段から行いたいエアコンのお手入れ
日頃から正しいお手入れをしているとエアコンは汚れにくくなります。そこで、エアコンをキレイに保つためのポイントを聞きました。
「内部クリーン」機能をONにする
最近のエアコンの多くには、カビの原因となる湿気が内部に溜まらないように乾燥させる「内部クリーン」機能が付いています。この機能を常にONにしておくのがおすすめです。
尾崎さん「内部クリーン機能が付いていないエアコンの場合は、電源を切る前に、1~2時間ほど送風運転をして内部を乾燥させましょう」
キッチンの換気扇をキレイにする
家の中で最も汚れるのは、キッチンに近いリビングのエアコンです。キッチンの換気扇の羽やフィルターが汚れていると、吸引力が弱くなり、エアコンが料理中の油を吸い込んで汚れとして付着してしまいます。キッチンの換気扇も定期的に掃除するのがいいでしょう。
尾崎さん「カビやホコリによる汚れを洗浄すると黒っぽい液体になるのですが、キッチン近くのエアコンの場合、油汚れによって茶色い液が出てきます」
フィルターは2週間に1回は掃除する
自分でエアコン掃除をしてもいいパーツは、基本的にフィルター、吹き出し口、エアコン外側のみ。フィルター掃除は、湿気の多い夏は2週間に1回、冬は1か月に1回ぐらいの頻度が理想的です。本体からフィルターを外す前に、掃除機でホコリを吸い込んでおくとラクに水洗いできます。
そもそも、部屋の掃除が行き届いていればホコリが立ちにくいので、空気洗浄機を使うとフィルター汚れ防止にも効果的です。
尾崎さん「掃除をする前に、必ずエアコンの電源を抜くかブレーカーを切ってください。吹き出し口や上部にもホコリが溜まっているので、しっかり拭き取りましょう。また、喫煙者やペットを飼っている場合は、汚れが溜まりやすいのでよりケアが必要です」
【コラム】エアコン掃除の注意点
最近は、エアコンの内部を掃除するスプレー洗剤が市販されています。特に自動お掃除機能が付いているものに多いのが、電装部品やセンサーなどにうっかり吹きかけてしまい、ショートして火事になるケース(※2)です。エアコンの構造や部品について詳しくない方は、むやみにスプレー洗剤や高圧洗浄機などを使用しないのが無難です。
セルフ掃除には限界が。年に一度はプロへ
こまめにフィルター掃除をしても、小さなホコリはフィルターをすり抜けて内部に溜まってしまうもの。エアコンの細部までキレイにするのは難しいので、年に一度は“お掃除のプロ”に頼むのがおすすめです。
おそうじ本舗のエアコンクリーニングは、内部の部品をすべて分解し、こびりついた汚れも隅々まで洗い落としてくれます。 掃除のテクニックだけでなく、最新機種を含むあらゆるエアコンの構造もしっかり理解しているので安心です。夏場の繁忙期には1か月待ちとなることもあるので、早いうちにご相談を!
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この記事の内容は2024年7月15日時点での情報です。