給湯器の平均寿命はどれくらい?

給湯器は快適な暮らしに欠かせない住宅設備。しかし、モノには必ず寿命があり、中でも給湯器は突然壊れることも多いそう。お湯を使えない不便な暮らしを回避するにはどうすればいいのでしょうか?不具合が起きた場合の対処法を専門家にうかがいました。

今回お話をうかがった方

藤原博文さん

ヘルシアライフサービス株式会社・代表取締役。ガス業界36年目の59歳。住宅用ガス機器など住宅設備の点検・修理を専門としている会社。フルマラソンを13回完走したのが自慢。

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ガス給湯器の買い替えの目安は10年

ガス給湯器イメージ

給湯器の種類は、電気や石油、ガスなど使用される燃料によって変わります。そのうち家庭用給湯器の出荷実績では、ガス給湯器が75%を占めています(※1)。きっと多くのご家庭のキッチンやお風呂場でガス給湯器がフル回転していることでしょう。

ほかの種類の給湯器と同様に、ガス給湯器は何十年も使い続けることができるわけではありません。「給湯器メーカーは機器の性能を維持するために必要な部品の保有期間をそれぞれ定めています。たとえばリンナイ製のガス給湯器の場合、修理用部品の保有期間は生産終了後10年となっています」とヘルシアライフサービスの藤原さんは言います。

藤原さん「一定期間を過ぎると部品供給をストップさせるのは、経年劣化に起因する製品事故を防ぐためです。それによってお客さまの安全を担保しているのです。一部例外もありますが、一般的にガス給湯器の買い替え時期は購入から10年後からと考えていただいていいと思います」

※1:経済産業省「家庭におけるガス石油機器のカーボンニュートラルへの取り組み」

 

これって故障?ガス給湯器の不具合のサイン

とはいえ、給湯器の買い替えには大きなコストがかかり、いまの製品をできるだけ長く使いたいと思う方もいることでしょう。そのために大事なのは「不具合のサインを見逃さないこと」です。

藤原さん「不具合のサインのひとつに、シャワーを浴びている最中に突然お湯が水になったり、逆に熱くなったりなど『お湯の温度が安定しない』というのがあります。このサインが出た場合には、ガスが正常に燃焼するために不可欠な部品に不具合が生じている可能性があります」

給湯器リモコンエラー表示

 

ただし、前触れなくガス給湯器に不具合が起きるケースも多いとのこと。「その場合には、キッチンやお風呂場に設置されたリモコンにエラーコードが表示されます」と藤原さんは言います。

藤原さんよく見られるエラーコードに『121』や『111』があります。『121』は、お湯が出ていたのになんらかの理由で途中から火が消える“途中失火”が起きていることを意味します。『111』は、最初から火が点かない“点火不良”が起きたことを意味しています」

 

小さなサインでもすぐに専門家に相談を!

ガス給湯器の点検の様子

 

重要なのは不具合のサインを確認したときに、どう対処すべきかということ。もしかすると「修理を頼むのは面倒くさい」と放置し、だましだまし使い続ける人がいるかもしれません。しかし、藤原さんは「不具合を放置するのはとても危険」と言います。

藤原さん「確かに、最初お湯が出なくても、何度か動作を繰り返しているうちに出てくる場合があります。しかしこれは、給湯器が正常に稼働している状態ではありません。たとえば点火不良の状態でも、同じ動作を繰り返しているうちに内部にどんどんガスが溜まり、タイミングが合ってたまたま着火することがあるからです。この状態で使い続けていると、最悪の場合、給湯器が爆着する危険性もあります。不具合が出たときには、使用を止めて専門家に相談してください

お湯の温度が安定しなかったり、ガスの点火がうまくいかなかったりするのは、すでに故障している、または近いうちに故障するというサインです。だましだまし使うよりも修理したほうが、不自由な思いをする時間も短くなり、安全も担保できる上、結果的に費用も安くおさえられることもあります。ガス給湯器に不具合が生じたら、できるだけ早くプロに相談しましょう。

TEPCOの「メンテナンスサービス」では、ガス給湯器の不調や故障時に相談が可能です。ガス給湯器の不具合に合わせて修理・交換の対応をしてくれるので、小さなことでも気軽に相談してみましょう。

なお、「メンテナンスサービス」はガス給湯器以外にもさまざまな住宅設備のお困りごとに対応しています。興味のある方は確認してみてください。

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この記事の内容は2024年6月19日時点での情報です。