
光熱費の高さに、思わずため息をついていませんか? そこで注目したいのが、月々の「給湯代」。実は、給湯器の種類を見直すだけで、光熱費を大きく節約できる可能性があるのです。この記事では、電気温水器・ガス給湯器・エコキュートという3つの給湯器でランニングコストを比較し、どれがもっとも家計にやさしいかを検証します!
光熱費を大きく下げるには「給湯」に注目

光熱費の節約というと、照明や冷暖房にかかる費用をイメージする人も多いでしょう。しかし、たとえば家の照明の点灯時間を1日1時間短くしても、年間で約385円の節約にしかなりません1)。
一方、光熱費の中で意外なウェイトを占めているのが「給湯」です。実は、お風呂場やキッチンで毎日のように行っている給湯は、家庭で消費するエネルギーのおよそ3分の1を占めています2)。つまり、給湯にかかるコストを見直せば、光熱費の大幅な削減が期待できるわけです。
そこで注目したいのが「給湯器」です。なぜなら、どのタイプの給湯器を使うかによって光熱費は変わるからです。給湯器の寿命はおおむね10年。買い替えのタイミングで「節約につながる給湯器」を選んでみてはいかがでしょうか。
参考資料
1)資源エネルギー庁「照明|無理のない省エネ節約」
2)資源エネルギー庁「令和5年度エネルギーに関する年次報告」(エネルギー白書2024)
光熱費をもっとも抑えられる「給湯器」は?
では、どの給湯器なら節約効果が大きいのでしょうか? 今回は電気温水器・ガス給湯器・エコキュートという3つの給湯器でコストを比較してみました3)。
| 給湯方式 | 特徴 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 電気温水器 | 電気ヒーターの熱でお湯を沸かす給湯器。 | 設備費が比較的安く、 シンプルな構造で長寿命。 |
消費電力量が多く、電気代が高くなりがち。 |
| 潜熱回収型 ガス給湯器 |
排気の熱を再利用して効率を高めたガス給湯器。 | 従来のガス給湯器より15%省エネ。 ガス併用住宅では導入しやすい。 |
エコキュートに比べ、ランニングコストがやや高め。 |
| エコキュート | 電気と空気の熱でお湯を沸かすヒートポンプ式の給湯機。 | 空気の熱を利用することにより、 消費電力量が少なく、ランニングコストを抑えやすい。 |
初期費用がやや高め。 |

※試算はあくまでも一例です。設備や使用方法によって金額は異なります。
【試算条件】●建物条件:木造戸建地上2階4LDK約120.08㎡ ●家族人数:4人 ●断熱性能:住宅品確法断熱等性能等級 等級4相当(平成28年省エネ基準) ●6地域(東京) ●電気料金:一般的なガス併用住宅(ガス給湯器)「スタンダードS 60A」、電化住宅(電気温水器・エコキュート)「スマートライフL 10kVA」●都市ガス料金:東京ガス 一般料金 ●給湯機器:潜熱回収型ガス給湯器(効率:92.5%)、エコキュート(効率:3.6) ●厨房機器:一般的なガス併用住宅 ガスコンロ、電化住宅 IHクッキングヒーター ●暖冷房機器:エアコン ●浴室乾燥暖房機:一般的なガス併用住宅/ガス式、電化住宅/電気式
*燃料費調整額や原料費調整額、ご使用状況等によってはおトクにならない場合があります。
*年間料金は100円未満切り捨てとしております。
*電気料金には、再生可能エネルギー発電促進賦課金(2025年5月分から2026年4月分)を含みます。
*電気料金は2024年4月1日実施料金で試算しています(電気料金には2025年6月分の燃料費調整額を含みます)。
*ガス料金は2025年2月1日実施料金で試算しています(ガス料金には2025年6月分の原料費調整額を含みます)。
*国の電気・ガス料金支援による値引き分は、上記試算に含まれておりません。
*東京電力エナジーパートナーのシミュレーションソフトにて試算しています。
*金額はすべて税込みとなります。
*2025年11月19日時点の情報です。
エコキュートは、電気と空気の熱を利用してお湯を沸かすため、電気やガスのみでお湯を沸かす給湯器よりも省エネ性能が高いといえます。上記のグラフからも、エコキュートの光熱費がもっとも低いことがわかります。その差は、設備や使用条件によって異なりますがガス給湯器と比べて年間約4万円おトク。電気温水器と比較するとさらにおトク度は増します。
おもに電気代が安くなる夜間にお湯を沸かすしくみになっているのも、光熱費の低下を生む理由です。
節約実現のために「給湯器」と「電気料金プラン」の見直しを!

長期的に光熱費を削減するにはエコキュートの導入が有効と考えられることがわかりました。さらに、太陽光発電を設置している家庭には、おひさまエコキュートの導入がおすすめです。おひさまエコキュートは、主に太陽光発電が発電する時間にお湯を沸かすため、ご自宅で作った電気を活用でき、光熱費をよりおトクにできます。
とはいえ、エコキュートの導入にあたっての初期費用が気になるという方も多いかもしれません。そんなときは、東京電力グループのTEPCOホームテック株式会社が提供する「エネカリ」を利用すれば、エコキュート・おひさまエコキュートなどの省エネ機器を初期費用0円で導入でき、月々の定額料金だけで使えます。そのほかにも、国・自治体の補助金などを活用すれば、さらに費用を抑えることができるでしょう。
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※この記事の内容は2025年12月11日時点での情報です。
