新年に向けてリセット!冷凍庫掃除&整理のコツを伝授

年末の大掃除、冷蔵庫の掃除は予定しているものの、冷凍庫は後回しにしていませんか? ふだんこまめに掃除をすることが少ない部分だからこそ、年末に一念発起してリセットしましょう! この記事では冷凍庫の掃除&整理のポイントについて、掃除のプロ・大津たまみさんに伺いました。

今回お話をうかがった方

大津 たまみさん

一般社団法人日本清掃収納協会会長。お掃除・お片づけのプロとして30年以上のキャリアを持ち、さまざまなメディアに出演。一般社団法人 日本清掃収納協会も立ち上げ、日本のみならず海外にもお掃除・お片づけ・生前整理の普及に努めている。

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冷凍庫掃除をしないことで起こる問題とは?

画像:iStock.com/CatLane

 

「あまり汚れていない」と思いがちな冷凍庫。しかし、10,000軒以上の家庭の掃除を手伝ってきた大津さんは、「どのお宅の冷凍庫もかなり汚れています」とキッパリ。

大津さん「汚れの多くは、保存容器などからあふれでた食品の汁やカス。掃除をしないでいると、これらが少しずつ庫内にたまってこびりついてしまい、ニオイ移りの原因になります

冷凍庫内や食品に霜がついていると、冷気の通りが悪くなって冷却効率が低下し、電気の無駄遣いにもつながるそうです。

大津さん「霜で覆われて、食べられない状態になってしまった食品をためこんでいるご家庭も多いですね。『いつか食べよう』『使い切ろう』と思って冷凍しているはずなのに、いざ調理をしようとしても、何があるのか把握できていないと使うことができず、そのまま忘れてしまい、結果として食品が無駄になってしまいます

 

プロも実践!冷凍庫掃除のキホン

画像:iStock.com/Tatiana

 

では、冷凍庫掃除はどのようにすればいいのでしょうか。準備するものは次の通り。

保冷バッグ、保冷剤など

(霜取りをする際は)タオル数枚

台所用の中性洗剤

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水拭き用のふきん

乾拭き用のふきん

アルコールスプレー

 

Step①:食材は電源を切って保冷バッグへ

まず、故障につながらないよう電源を切り、食品を保冷バッグに移します。冬でも暖房がついた部屋では、保冷バッグに入れておきましょう。

大津さん掃除の目安は15分。掃除が面倒に感じない時間であり、冷凍食品が溶ける心配もない時間でもあります。扉を閉じたままにしておけば、2〜3時間程度は庫内温度を保つことができるので、15分程度のお掃除であれば、冷蔵庫内の食材にも大きな影響はありません。鮮度が心配な食材は、保冷バックに入れておきましょう」

 

Step②:吸水のためにタオルを準備

霜が付いている冷凍庫の場合、霜が溶けて水になると庫内からあふれてきてしまうので、タオルで吸い取れるようにします。

大津さん「念のため、床にもタオルを敷いておくと安心です」

 

Step③:スポンジと中性洗剤で汚れを落とす

棚やトレーなど取り外せるものは取り外し、取り外せないものや庫内は直接スポンジに洗剤と水分を含ませて洗います。

大津さん「霜を取ろうとして、冷えているトレーにいきなり熱いお湯をかけると割れてしまうことがあるので注意してください。40度くらいのぬるま湯を使うと、汚れが落ちやすいですよ。ゴシゴシこするのではなく、洗剤と水分で汚れを浮かせるようにして拭き取ります」

 

Step④:仕上げにしっかり乾拭きを

庫内の汚れが取れたら、水拭きして洗剤成分を落とし、そのあと必ず乾拭きをします。最後にニオイ防止のためにアルコールスプレーをかけましょう。

大津さん水分が残ったまま電源を入れるとそのまま凍ってしまうので、しっかりと乾燥させてから電源を入れ、食品を戻しましょう」

 

冷凍庫をきれい保つためのアイデア

食品を戻すときには、中身もしっかり整理しましょう。取り出しやすい収納にすることで、食品のカスがこぼれ落ちるのを防ぎ、日頃から冷凍庫をきれいに保つことができます。

大津さん「冷凍庫は、基本的にすべて立てて収納します。そのほうが、何があるのかがひと目でわかりやすくなりますよ。小さめの書類ボックスなど身近にあるものを活用して収納しましょう」

 

保冷剤、パン、麺類、お弁当の食材など、種類別に分けて書類ボックスなどにひとまとめにすることもポイント。汁やカスで汚れたら、そのボックスを洗えば済みます。

また、手前に先に使うもの、奥に後から冷凍したものを入れるように心がけると、賞味期限が近いものにも気づきやすいです。

大津さん「油性ペンでマスキングテープに冷凍した日付や賞味期限、食品名を書いて、ダブルクリップに貼ってはさんでおくと、上から見てわかりやすくなります」

 

いつ冷凍したか忘れてしまったもの、賞味期限切れのものは健康のことを考えて処分しましょう。こうした食品ロスを出さないように、大津さんは月に一度、「冷凍庫そうざらい日」を作っているそうです。

大津さん「うちでは『毎月1日』と日にちを決め、冷凍庫に残っているものの賞味期限をチェック。過ぎてしまいそうなものは、具だくさんのお味噌汁や鍋に活用して、無駄なく食品を使い切っています」

 

スッキリ快適な冷凍庫は掃除がラクに

月に一度でも冷凍庫をリセットする習慣をつけると、ふだんの冷凍庫掃除がうんとラクになります。わざわざ保冷バッグを準備しなくても、収納ボックスごと取り出して、庫内をサッと水拭き+乾拭きするだけでも十分きれいに。

大津さん「溜め込んだ食材を見直し、無駄なものは感謝の気持ちをもって手放すと、空間も心もスッキリします。完璧である必要はありませんが、自分にとって快適な冷凍庫にするといいでしょう」

この年末、冷凍庫掃除にチャレンジして、スッキリ気持ちよく新年を迎えましょう!

 

※この記事の内容は2025年12月11日時点での情報です。