カーテンは自宅で洗ってもOK?新生活に向けて汚れをすっきり!

 

ホコリや花粉、油分などで知らず知らずのうちに汚れているカーテン。しかしいざ洗うとなると、「大変そう」「失敗しそう」と身構えてしまう人もいるかもしれません。カーテンはどのようにメンテナンスするのがおすすめかを、洗濯とクリーニングの専門家・中村祐一さんに教えてもらいました。

今回お話をうかがった方

中村 祐一さん

長野県伊那市のクリーニング会社「芳洗舎」代表取締役。「洗濯から、セカイを変える」という信念を掲げ活動。「洗濯王子」の愛称で、テレビ・雑誌など各種メディアにも多数出演している。(一社)日本衣生活支援機構の代表理事、DSAT災害洗濯支援チームの代表も務める。

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カーテンはどれくらい汚れているの? 洗う頻度の目安

画像:iStock.com/Kazuko Photographer

カーテンは窓辺で使用するため室外の空気に晒されやすく、表面にホコリや花粉がたまりがちです。結露の影響でカビが増殖したり、開閉の際に手垢が付着したりすることも。また、料理の際に生じる油煙も、気づかないうちに蓄積しています。

中村さん「油汚れは菌類のエサとなり、湿気とともにカビ発生のきっかけになります。また、油のベタ付きが空気中のホコリや花粉をくっつけ、さらに汚れがたまる原因にもなるでしょう。定期的にカーテンを洗うことで、こうした汚れをきれいにできるといいですね。とはいえ、頻度は年1回程度でOK。季節の変わり目など、時期を決めて洗うのがおすすめです」

カーテンの汚れを落とすと、生地全体のくすみが晴れて部屋がグッと明るく感じることもあるのだとか。3〜4月の新生活シーズンに合わせてカーテンを洗えば、気分もすっきり一新できそうです。

 

カーテンは家庭で洗える? クリーニングに出すべき?

実際にカーテンを洗うとなると、「自宅で洗えるのか」「クリーニング店に任せるべきか」と悩む人も多いでしょう。

中村さんに聞くと、「カーテンはクリーニングがおすすめです」とのこと。

家庭用の洗濯機で汚れをきれいにするには、さまざまな条件が必要です。その一つが、水量。カーテンは1枚でもサイズが大きく、家庭用の洗濯機では、水量が十分に足りないケースも多いのだそう。

さらにクリーニングでは、素材にあわせて丁寧に汚れを落とす、プロのテクニックが期待できます。製品の状態を可能な限りキープできることは、大きなメリットです。

中村さん「ご家庭での洗濯とクリーニングでは、役割が違います。洗い上がりの状態を気にしなければ家庭でも洗うことは可能です。ですが、せっかく年に1回洗うのならば、元の色、艶、形を保ったまま長く使えるようにしたいもの。だからこそ、ぜひクリーニングをおすすめしたいです」

 

【コラム】洗い・すすぎ・脱水時間の最適解って?

ちなみに、家庭用の洗濯機で汚れを落とすために必要な条件とは……?

中村さんによると、きちんと汚れを落とすためには「洗い15分・すすぎ3回・脱水3分」が基本になるとのこと。

 

中村さん「水量は、衣類の量に合わせて十分な量が必要。洗剤は規定量を守るのがポイントです」

カーテンでも普通の衣類を洗うときでも、この原則は変わりません。これらのルールを参考に自宅で洗うのも一つの手です。ただし洗濯の場合、シワや縮み、色落ちといった状態変化が起こる可能性もあります。どういう状態で使いたいのかを基準に、洗濯とクリーニングを使い分けるのがいいでしょう。

 

無理のないメンテナンスで、快適な新生活を迎えよう

中村さん「ご家庭の洗濯で、すべてをまかなおうとしなくてもいいんです。『なぜ洗うのか?』といえば、日々を快適に過ごすため。上手にご家庭での洗濯とクリーニングを使い分けていただいて、生活を楽に、快適にしていただけるとうれしいです」

年に一度、気持ちを切り替えるように洗うだけでも、部屋の空気や気分は変わるはず。清潔なカーテンとともに、軽やかな気持ちで新しい季節を迎えてはいかがでしょうか。

 

この記事の内容は2026年3月12日時点での情報です。