
スマートホームを導入すると、家電や住宅設備機器を制御し、より快適な暮らしを実現できると言われています。具体的にどのような暮らしになるのか、導入のメリットやステップを含め、家電王・中村剛さんに詳しく教えてもらいました。
スマートホームとは? どんな機器や設備がある?

スマートホームとは、スマートフォンやスマートスピーカーなどを通じて、IoTやAI、センサーを活用し、家電や住宅設備を操作することでより快適な暮らしを実現する住まいのことです。たとえば、外出時にスマートフォン経由でエアコンのオンオフや設定温度の調整をする、スマートフォンや指紋認証で鍵(スマートロック)の施解錠をするなど、住まい全体ではなく、各自が必要と思う一部の機能をスマート化することも可能です。

中村さん「スマートホームを導入する第一のメリットは、日々の暮らしを快適にし、豊かにすることです。特に子どもやペット、お年寄りと暮らしている場合、外出中でも家族が快適に過ごせる環境を確保し、見守ることができるのもメリットとして大きいでしょう」
【難易度別】おすすめ商品例で見るスマートホームの暮らし
中村さんによると、スマートホームの導入は新築や建て替え・リフォームなどのタイミングでなくても、後づけDIY等での導入も可能だと言います。とはいえ「何から導入すればいいの?」とイメージが付きにくい人のために、導入の難易度別にスマートホームの導入例を具体的に教えてもらいました。
【初級】スマートリモコンで家電をコントロールする
スマートリモコンとは、赤外線通信対応のリモコンをWi-Fi経由で操作できるデバイスのことです。赤外線通信に対応しているだけの家電でも、外出先からでもスマホアプリで操作が可能になります。
Nature 「Nature Remo Lapis」
対応家電:赤外線リモコン付き家電(エアコン、テレビ、照明など)、 対応OS:iOS 13.6以降 Android 8.0以降(Matterを利用する場合はiOS 16.5以降 Android 8.1以降)
外形寸法:57mm x 69mm x 26mm
質量:約28g
価格:7,980円(税込)
中村さん「初めての人は、スマートリモコンから始めるのがおすすめです。比較的安価に入手することができ、すでに所有している家電や設備でも活用できます。たとえば『Nature Remo Lapis』は、家電のリモコンを本体に向けて押すだけで登録でき、スマートホーム製品とも連携可能です。消し忘れアラートやコスパ機動といった機能があり、電気代の節約にも役立ちます」
※:全ての家電に対応しているわけではありません。
【中級】スマートロックで家の安全を確保する
スマートロックとは、玄関の鍵部分に専用の機器を設置することで、スマートフォンなどから施解錠ができるシステムです。既存の鍵と交換するタイプや後付けするタイプなどがあり、スマートフォンの他に、生体認証やカードキー、暗証番号などで施解錠ができる製品もあります。
SwitchBot「SwitchBot ロックPro」
動作環境:室内(動作温度:−10ºC~45ºC 相対動作湿度:10%~90%)
給電方式:単3形乾電池、専用のバッテリーセット(別売り)
対応OS:iOS 14.0+、Android OS 5.0+
外形寸法:120.0mm x 59.0mm x 83.9mm
質量:約450g(電池付き)
価格:1万7,980円(税込)〜
中村さん「鍵の閉め忘れ防止や、家族・友人への一時的な鍵のシェアなど、従来の鍵ではできないことが簡単にできるのが、スマートロックの利点です。『SwitchBot ロックPro』の場合は、スマートフォンでの解錠のほか、指紋認証パッドとハブ製品を揃えることで音声操作や指紋解錠、Apple Watchなど15種類の施錠方法が選べます。不審な操作があればアラートを送ってくれるので、防犯面でも安心です」
【上級】スマートホームをビルトインした物件を選ぶ
個別の機器を自分で導入するのが面倒という人は、スマートホームがビルトインされている物件を選ぶのも一手です。玄関に顔認証やスマートロックを取り入れたり、IoT対応の照明や給湯器を組み込んでいたりと最近では便利なシステムが導入されている物件が増えてきています。
三菱地所「HOMETACT」
専用アプリやスマートスピーカーを使ってスマートロックやエアコン、照明といった複数メーカーの幅広いIoT機器をまとめて操作・管理できる総合スマートホームサービス。
Instagram(@hometact_official)
中村さん「住宅丸ごとスマートホームというのは、お金も手間もかかるのではと思われている方も多いと思います。しかし、日常における手間や家事の負担の軽減、エネルギーマネジメントによる電気代の節約などにもつながるので、長い目で見るとプラスが大きいと言えます。
『HOMETACT』は、三菱地所が総合デベロッパーとしての知見を活かして開発したスマートホームサービスです。多くの住設機器やスマート家電に対応しているほか、特定のブランドやメーカーに依存しないIoT連携基盤も保有しています。都内には宿泊体験型モデルハウスや全国各地にもモデルルームがあるので、興味がある人はまず試してみてはいかがでしょう」
スマートホームを導入する3STEP
では実際にスマートホームを導入するには、どのような手順で進めるとよいのでしょうか。中村さんは以下の3つのステップを意識するとよいと言います。
STEP1 自宅のネット環境を整える
STEP2 やりたいことに基づいて製品を選ぶ
STEP3 自宅で設定する
中村さん「スマートホームでは多くのデバイスをインターネットに接続するため、Wi-Fiルーターに必要なスペックがないと通信が不安定になります。Wi-Fi5以上で、セキュリティ対策がしっかりしているルーターを備えるのがおすすめです。Wi-Fiルーターは、壊れていなくても、規格の寿命があることを意識するとよいでしょう」
その上で「やりたいこと」に基づいて、製品を選ぶのが大切だと中村さんは話します。
中村さん「例えば、子どもやお年寄りがいる家庭では、スマートロックやエアコンの遠隔操作ができると、鍵を忘れた時や、真夏の熱中症予防としても安心です。また、ペットを飼っている人なら、エアコンの遠隔操作に加え、不在時に遠隔で見守れるカメラや自動給餌器などもあると便利です。それぞれの生活に合わせてどの製品が合うかを考えてみるとよいでしょう」
また、東京電力グループの株式会社PinTでは、スマートホームを検討している人におすすめな高速インターネットサービス「TEPCOひかり」を提供しています。混雑が少ないIPv6対応の回線のため、複数のデバイスをつなげても快適な速度でインターネットを楽しむことができます。
▼TEPCOひかりの詳細はこちら▼
スマートホームは日々の暮らしを快適にしてくれる便利なアイテムです。まずは簡単なスマートリモコンから導入して、無理なく快適な暮らしを実現してみてはいかがでしょう。
※:Wi-FiはWi-Fi Allianceの登録商標です。
この記事の内容は2025年3月19日時点での情報です。



