スポーツ遺伝子検査で正しく運動を習慣化する!


健康を維持するには運動の習慣化が大切。しかし、結果が出ないとやる気を継続するのは難しいものです。そこでおすすめなのが自分に合ったトレーニングがわかる「スポーツ遺伝子検査」。体の変化を感じやすい方法で、運動習慣を身につけませんか。

同じトレーニングをしてもなぜ結果が違うのか?


画像:iStock.com/Bigpra

 

健康維持やダイエットのために友人と一緒に自宅トレーニングを始めてみたものの、みるみる体型が変わる友人に比べ、自分はまったく結果が出ない…。こんな経験をしたことはないでしょうか。効果を実感できない運動は辛いだけなので、トレーニングのモチベーションもどんどん低下してしまいます。

そもそも、同じ運動をしているのに、なぜ効果が出やすい人と出にくい人がいるのでしょうか。「スポーツ遺伝子検査」にもとづき、個々に合ったトレーニング方法を提案するオンライン型パーソナルジム「CLOUD GYM」の小原さんにお話をうかがいました。



今回お話をうかがった方
小原元さん

CLOUD GYMチーフトレーナー。大手スポーツクラブに入社し、トレーナーとして実績を積む。スイミングインストラクターとしても活動し、担当した選手は全国大会に出場。海外にてフィットネス市場の知見を広め、帰国後は某スポーツクラブの立ち上げを任される。店長兼事業責任者として勤務しつつパーソナルトレーナーとしても活動。担当したクライアントでダイエット失敗者はゼロ。
Webサイト:CLOUD GYM

 

運動やトレーニングに得手不得手があったり、結果に差が出たりする理由は、生まれ持った遺伝子の筋肉タイプが違うためだと小原さんは言います。

小原さん「太りやすい人と太りにくい人がいるように、人は生まれ持った体のタイプがそれぞれ異なります。そのため、それぞれの人の体質に合わせて運動の内容を変えることが、とても重要です。たとえば、瞬間的に大きな力を出すのが得意な人は、短時間で負荷をかける運動のほうが伸びやすく、持久力を引き出すことが得意な人は、軽い負荷で長い時間運動するほうが効果的です」

この「生まれ持った自分の体のタイプ」を詳しく知ることができるのが、「スポーツ遺伝子検査」です。




あなたはどのタイプ? スポーツ遺伝子検査で何がわかる?

画像:iStock.com/Sci-Monde

 

スポーツ遺伝子検査では、運動能力に関する3つの遺伝子を調べることができます。なかでも自分に適した運動を知るカギとなるのが「ACTN3(アクチンスリー)」と呼ばれる遺伝子です。

小原さん「筋肉には大きく分けて、瞬発的に大きな力を出す『速筋』と持久力を発揮する『遅筋』の2種類があります。この速筋・遅筋の割合から、その人が持つ筋肉のタイプを『速筋型』『両筋バランス型』『遅筋型』の3つに分類したのがACTN3です」

自分がどの筋肉のタイプに当てはまるのかがわかれば、自分に合った運動を行えるので効果が上がりやすくなります。また、違う体のタイプの人と自分を比べてモチベーションが低下することもなくなり、運動やダイエットを楽しく続けることができるはずです。

 

ちなみに、日本人に一番多いタイプは速筋と遅筋の両方をバランスよく持ち合わせている「両筋バランス型」で、その割合は全体のおよそ62%を占めます。このタイプは瞬発力と持久力のどちらも必要とする運動をバランスよく行うと効果が上がりやすいそうです。

〈表〉日本人の筋肉繊維タイプの割合

※:CLOUD GYM「DNA Result Report」参照

 

継続するにはオンラインパーソナルジムも選択肢のひとつ

 

運動やダイエットで一番大切なのは「続けること」ですが、実際にはひとりで行う自宅トレーニングを長く続けられる人は多くありません。かといって、スポーツジムに通ってトレーナーの指導を受けるのも面倒くさいという人もいることでしょう。そういう人には、CLOUD GYMのようなオンラインのパーソナルジムのほうが運動を継続しやすく、結果も出しやすいかもしれません。

ジムの入会者は、遺伝子検査のダイエット活用方法や遺伝子タイプ別の食事・トレーニングのポイントを解説した本をもらうことができる。

 

小原さん「世の中にはさまざまなダイエットがありますが、どのダイエット方法が自分に合っているかわからないという人が大多数だと思います。しかし、遺伝子検査を行えば、脂肪分解力が高いか低いかなど、自分のエネルギー代謝タイプがわかるので、その人に合った正しい方法でダイエットを行うことができます」

自分の代謝タイプを理解し、自分に合った正しいダイエット方法を行えば結果も出やすくなる上に、結果が伴うとモチベーションも高まり、運動やダイエットを継続しやすくなるわけです。

 

市販キットもある。自分でできるスポーツ遺伝子検査


「ACTN3」のほかに「ACE(疲労度)」「PPARGC1A(運動効率)」の3種類の遺伝子を検査できる市販キット。DNA EXERCISE遺伝子検査キット7,975円(ハーセリーズ・インターナショナル/TEL:082-832-5570)

 

とはいえ、すでに健康維持のためにスポーツジムに入会して運動を始めている人もいることでしょう。その場合は、市販の検査キットを購入して自分で遺伝子検査を行う方法もあります。

やり方は簡単で、送られてきた検査キットで口腔粘膜を採取し、必要事項を記入して検体と一緒に専用の封筒を投函、あとはアプリなどで結果を確認するだけです。これまで流行りのダイエットや自己流のトレーニングを行っていたという人も、答え合わせに活用できるかもしれません。




自分に合った方法で達成感を味わいながら楽しく運動を続けよう!

健康のために運動やダイエットを始めても、多くの人は効果が出る前に諦めてしまいます。その理由は「この運動やダイエットは本当に自分に合っているのか? という漠然とした不安を抱えながら運動しているため」だと小原さんは言います。

その点、スポーツ遺伝子検査の結果を参照すれば、自分の筋肉繊維にあった運動やダイエット法が選べます。効果も感じやすいので、達成感を味わいながら楽しく続けることができるでしょう。この機会にぜひスポーツ遺伝子検査を試してみてはいかがでしょうか。

※商品の価格は税込表記です。
この記事の内容は2023年10月18日時点での情報です。